今回はちょっと整体業界でもグレーなお話『好転反応』のお話をしていこうと思います。
動画の解説は【こちら】からどうぞ!
整体に通った事のある人なら一度は聞いたことがあるワードかもしれません。簡単に言うと整体やマッサージを受けた後に重だるさや痛みが出る事です。
えっ????治してもらうのに痛みが出ていいの???
こんなふうに思ったあなたは是非このまま読み続けて下さい。
好転反応とは
好転反応とは
『整体や治療、漢方など健康を取り戻そうとする際に、体のだるさや痛みが一時的に出る事』を指します。
治療をすることでリンパや血流が改善され、凝り固まった筋肉などの毒素や老廃物が一気に流れ出て排出されます。
この結果、毒素は排出されますが全身に流れ出る分一時的にだるさや痛みが出てしまいます。
つまり、好転反応の症状が起きるのは回復の証だと言われています。
好転反応の4つの種類と症状
●弛緩反応
マッサージや整体を受けた時に筋肉がほぐれることで、縮まっていた筋肉に今まで溜まっていた毒素や老廃物などが巡回することを弛緩反応といいます。
毒素や老廃物が流れ込み、巡回している時に今まで機能していなかった器官などが毒素や老廃物に対応できず、急激な倦怠感、熱を発症するようになります。
症状:急激な倦怠感、疲れ、発熱
・過敏反応
過敏反応は治療した箇所が治療したのにもかかわらず痛みやかゆみ、炎症などが起きます。
過敏反応が起こる原因は治療した箇所に血液が流れ込んで、体中の壊れた組織を作り変えようとしているためです。
症状:体全体の痛み、かゆみ、汗をかく
・排泄反応
排泄反応は体に溜まった毒素や老廃物を体外に排出しよう!という動きで汗、尿、便、皮膚に反応が現れるといわれています。
症状:吹き出物、発疹、ニキビ、尿の色が濃くなる、下痢
・回復反応
回復反応は今まで、血行の悪かった所が改善され、うっ血していた汚れた血液が一時的に周り始めることで起こる症状です。
症状:発熱、吐き気、腹痛、だるさ、女性の場合悪血
人によっては1~3日程度続くケースが多いです。
好転反応の対処法
水や白湯をしっかり飲む
ただし、冷たいお水は厳禁!
内臓を冷やしてしまい血流や体代謝も悪くしてしまう為、常温のお水か白湯がオススメです。
また飲み方も一気飲みしてしまうと体が処理しきれず不調に繋がります。こまめに摂るようにしましょう。
睡眠などの休息をしっかり取る
内臓はリラックスした時によく働きます。(自律神経の副交感神経優位になる為)内臓の機能の中には循環や排泄を行う機能があります。
その機能で老廃物などが排泄されるので出来るだけお身体をゆっくり休めてください。
ストレッチや軽めの運動を行う
軽めの運動やストレッチは体の循環機能を高めてくれる効果がありますので無理のない範囲で行ってください。
また激しい運動をしてしまうと逆効果になってしまいますので、担当の施術者に確認を取ることをオススメします。
まずはリラックス事を心がけて頂けたらと思います。
好転反応という言葉に騙されないで
今まで『好転反応』の事について話してきました。
しかし、ここで皆さんに気をつけてもらいたいのが『好転反応』という言葉に付け込んで通院させようとしてくる治療院は少なからずいます。
なので、そこの見極めがとても大切です。
この選択を間違えると高額なお金を取られたり、今悩んでいる痛みや症状がもっと悪化してしまったりします。
ここでどのように見極めたらいいのかポイントをお伝えしますね。
【ポイント】
〇好転反応は1~3日で消えていきます。1週間も痛みやだるさが続くのは好転反応ではありません。
〇痛みの根拠をしっかり確認してください。
〇対処法を聞いてみて下さい。教えてくれないところはちょっと怪しいかも。
〇情報を『うのみ』にしないでください。帰ってから確かめてみて。
以上で『好転反応』のお話を終わりにします。
今回はちょっと整体の先生に怒られてしまう話題だったかもしれません。
しかし、正しい情報、正しい知識をしっかり身に付けて整体に通ってくださいね。
今回もこの記事を読んで頂きありがとうございました。