皆さんは普段からストレッチをしていますか?
私は毎日、健康や仕事のパフォーマンスアップの為、お風呂上りにやっています。
小学生の頃は野球チームの監督が「やれ!」と言っていたのでやっていました。当時はただやらないと怒られると思い続けていましたが、今となってはやらないと逆に気持ち悪いですね(汗)
最近では『ストレッチはあまり意味がない』と言う方をいらっしゃいます。どうしてストレッチに意味がないと言われているのかとともに今回は、『ストレッチの効果や意味』をお伝えしていきますので、是非ご覧ください!
動画での解説は【こちら】からどうぞ!
ストレッチの意味
ストレッチの意義は関節の可動域を向上させる事、筋腱複合体全体の柔軟性を増加させるために用いられ手段とあります。
ちょっと難しいですよね?
簡単に言うと、筋肉自体を柔らかくして関節の動く範囲を広げる時に使うのがストレッチという事です。
運動前に筋肉がガチガチの状態では体がうまく動かないですし、ケガの元になってしまいますよね?
なので準備体操を行うんですよね。ケガをしなくても筋肉が硬い状態で運動すると筋肉が付いている骨を余計に引っ張ってしまい、姿勢のゆがみや変形に繋がってきてしまいます。
最悪の場合、筋肉自体硬くなり痛みが出てきてしまう恐れがあります。
例えるなら新しい輪ゴムと古い輪ゴムを思い浮かべて下さい。古い輪ゴムは負担がかかり過ぎている筋肉と同じです。そのまま負担をかけ続けてしまえば、いずれ切れてしまいます。これが痛みなのです。
だから、しっかりとストレッチを行い、筋肉の柔らかさを維持することが痛みを防止する事となり、毎日行う理由にもなります。
ストレッチの効果
厚生労働省のホームページに記載されていましたが、ストレッチの効果には以下の3つが挙げられます。
筋肉や関節の柔軟性アップ
前回、『ゆがみ』のお話の際に、筋肉や関節が硬くなってしまいゆがみに繋がるとお話させて頂きました。
ストレッチを行うことにより、筋線維の柔軟性や血流増加が得られ、老廃物や疲労物質の循環・排泄にも繋がり、筋硬結(筋肉硬くなる事、コリ)や筋痙攣(足がつる)の予防効果があるのです。
副交感神経優位になる
最近の研究で体に合ったストレッチを30分行って頂くと、脳のアルファ波(リラックス波)を増加させるという研究発表がありました。
つまり、ストレッチを行うことにより、副交感神経(リラックス神経)が良く働くという事でリラックス効果に繋がり、ストレス解消や良い睡眠、筋肉の緊張がとれ痛みの改善にも繋がってくるのです。
生活習慣病の予防
現在ではストレッチが生活習慣病に対して予防効果があるかのエビデンスは不十分ですが、ストレッチを行っている方の血圧を低下させる事や柔軟性がある方は動脈硬化になりにくいなどが報告されているようです。
少なからずストレッチが生活習慣病の予防効果がないという事は否定できません。
それであれば、上記のようにゆがみの改善やリラックス効果もあるのでストレッチをやって頂く事はとても意味がある事だと思います。
ストレッチの注意点
ストレッチにも色々と種類があります。
座った状態で伸ばす静的ストレッチやラジオ体操など動きながら行う動的ストレッチ、細かく分けるともっとありますが、今回のお話は主に静的ストレッチを中心にお話しました。
静的ストレッチの注意点としては
- 痛み(五十肩や骨折など)を伴う場合は中止する
- 呼吸をしながら行う
- 出来るだけ温かいところ(状態)で行う
- 運動前のストレッチのやりすぎはパフォーマンスに悪影響の場合も
最後の④で疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
実は以前から運動前のストレッチは逆効果?の研究が良くされています。このお話はスポーツトレーナーの方では常識の話ですが、我々、一般の方にはまだ浸透していないお話です。
なので、次回はこの『運動前のストレッチは逆効果?』についてお話していきます。
今回も記事を読んで頂きありがとうございました。